スナック文化の歴史

日本独自のスナックという文化

日本でスナックというと一般的にはママさんがいてアットホームな雰囲気のお店で、お酒を飲みながらカラオケや会話を楽しんだりするようなお店を指しますが、海外でのスナックは小さなカフェなどを指すこともあり、主に軽食を販売する安価なお店を指します。小規模でカジュアルな飲食店がスナックバーと呼ばれています。なぜスナックは日本で独自の文化として発展してきたのか、それは第二次世界大戦後の復興期に、人々が新しい社交の場を求めるようになった影響が大きく、多くの労働者が都市部に集中し、新しい飲食店形態が生まれていきました。その中でも特に都市部で人気を集めたのがスナックで、家庭的な雰囲気の飲食店として親しまれるようになりました。

お客さん同士の交流の場

スナックにはママさんやマスターなどとの会話を楽しみながらお酒を飲んで日々のストレスを解消できる場所ですが、スナックは比較的小規模なお店が多く、お客さん同士の交流を深めるのにも適していました。1960年代後半からはカラオケが普及をはじめ、スナックにカラオケが導入されていきました。カラオケが導入されたスナックは社交の場として重要な役割を果たし、ますます客同士の交流が盛んになり、楽しい時間が過ごせることでスナックの人気は拍車をかけました。1970年代からは女性が経営しやすいビジネスモデルとして注目され、多くの女性がママとしてスナックを経営し、女性の社会進出やママがいる事で女性客も安心して楽しめるお店としてさらに人気を集める事になりました。1980年代になると現在のスナックの原型が出来上がり、地方も含め様々な場所にスナックが広がり、選挙や接待などにも使われ、人々の交流や情報交換の場として重宝されました。バブルがはじけたあとはスナックの軒数は減りましたが、今でもスナックの人気は変わらず全国に10万軒から16万軒あるとも言われています。

ことりの思い

そんな日本独自の文化であるスナックを様々な人に楽しんで頂けるように、2024年11月JR津田沼駅から徒歩4分の場所にカラオケスナックことりをオープンします。落ち着いたトーンの内装で、ノスタルジックな雰囲気の中、お酒やカラオケが楽しんで頂けるお店です。しっかりとした厨房を備えておりますので美味しいお食事も提供させて頂きます。日本独自のスナックという文化を後世にも引き継いでいけるようなお店づくりをしていけたらと思っています。

カラオケスナックことり

住所千葉県船橋市前原西2-13-2 5F
電話番号047-407-0533
営業時間20:00~LAST
最寄り駅JR総武線 津田沼駅 徒歩4分
新京成線 新津田沼駅 徒歩7分